掲載している画像の撮影条件は、EOS 7D、絞り優先AE評価測光ISO200、RAWです。
実使用状況で比較するためにDPPで現像時に収差補正(各パラメータ値=100)のみ行っています。
※元画像の上端と右端がケラれているのは、サニパンがフードを間違えて上下逆に装着したためです。(^^;
以下の画像は、左端、中央、右端の各部を等倍で切り出したものです。(クリックで原寸表示)
F3.5(開放)
F5.6
F8
F11
サムネイルを見ただけで、F3.5の右端の解像度が低いのがわかります。
結果は理論どおり、
●中央と比較して周辺部の解像度は落ちる。
●開放F3.5及びF11では、〜F5.6〜F8〜に比較して甘い描写となる。
そしてdark-RXさんがご指摘のとおり、
●左端よりも右端の解像度が低い傾向がある。
今回、dark-RXさん所有の個体とサニパン所有の個体の2つについて同じテストを行い、いずれの個体でも確認できたことから、このことは、個体差によるものではなくEF-S10-22mm F3.5-4.5 USM自体の特性の可能性が高いようです。
調整によってどこまで解消できるのかは不明ですが、サニパンは実用上問題のないレベルと考えます。
ちなみに、GANREFによる厳密な測定結果はこちらです。
→ http://ganref.jp/items/lens/canon/33/capability
たまにはこういう重箱の隅を突付くような遊びも楽しいものです。
機会がありましたらまたぜひ。(^^)
【関連する記事】
これでこのレンズにある程度こういった傾向があることを
確かめられました。
あと、開放だと周辺光量の落ち込みも顕著ですね。
(これはDPPで補正できますけど)
そういう意味でも当面は常用域をF5.6以上に絞って
様子を見ようと思ってます。
P.S.
やはり背景色が濃色だと写真が映えますね。
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