灰を入れる銅板製の箱の補修をしてみました。
実は最近、竹細工を始めて修行中(練習中)だったのですが、今度はいきなり板金屋さんになりました。笑
竹細工についてはまたの機会に....。^^;
まずは切れてしまっている四隅の角の部分の補修を試みます。
(補修前)
切れてしまっていて補修しようにも重なる部分が無いので、裏側に新たに銅板を当てて半田付けすることにしました。
電子工作や配線の半田付けは得意分野なのですが、今回はかなり勝手が違います。
まずは半田ごて。
使い慣れた配線用に適したものでは全くパワーが足りなくて、新たに板金にも適した大きなものを購入しましたが、それでも銅板の熱伝導率はハンパなくて銅板どうしを手早くきれいに接合するのは難しいです。
補修作業が終わるころに少しだけ上手になってきました。w
具体的な手順としては、
接合する部分の歪みを整形してできるだけ平面になるようにする
半田を乗せる部分の汚れや酸化被膜を完全に除去する
90度に折り曲げた銅板を裏側に当てて半田付けする
表側から見て残った隙間部分に半田を盛ったあと表面をヤスリで平らに整える
(補修後)
本当は「もっときれいにしたい」気持ちも無くはないけれど、今回は機能的にクリアできれば良しとします。
角を補修したことでふにゃふにゃだった箱が本来の剛性感を取り戻したので、次のステップとしては箱全体のクリーニングを試みたいと思います。
古い10円硬貨のような茶色は趣きがあって良いのですが、盛大に出ている緑青はできれば何とかしたいところです。